ロシア大統領、マドゥロ氏に祝意 ベネズエラ大統領選＝クレムリン
AI要約
ロシアのプーチン大統領は、ベネズエラ大統領選で現職のマドゥロ氏の勝利を祝意を表明し、防衛を含む協力を深めることを発表した。
選挙管理当局がマドゥロ氏の勝利を発表したものの野党候補や一部の国に疑問が生じている状況。
ロシアとベネズエラの関係は戦略的パートナーシップであり、防衛面でも協力を深める方針。
［モスクワ ２９日 ロイター］ - ロシアのプーチン大統領は２９日、ベネズエラ大統領選で選挙管理当局が現職大統領のマドゥロ氏の勝利を発表したことを受け、マドゥロ氏に祝意を表した。また、防衛を含めたあらゆる分野で協力を深めると表明した。ロシア大統領府（クレムリン）が明らかにした。
ベネズエラの選管当局は２９日、３選を目指した現職のマドゥロ氏が５１％の得票率で勝利したと発表。一方、野党候補のゴンザレス氏も勝利を主張。ブリンケン米国務長官が、選管当局が発表した結果がベネズエラの人々の投票を反映していないとして、深刻な懸念を表明した。ほかの一部の外国政府も現職が勝利したとする選管発表を疑問視している。
マドゥロ氏はプーチン氏の盟友で、米国と西側諸国がウクライナでの戦闘をあおっていると非難している。
プーチン氏は、ロシアとベネズエラの関係について「戦略的パートナーシップの性格を有している」と強調した上で、マドゥロ氏に対しては「あらゆる方面での進展に寄与し続けることを確信している」とのメッセージを送ったとしている。
ロシアがベネズエラと防衛面でも協力を深めるかとの質問に対し、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「ベネズエラとの関係を、細やかな対応が必要なものを含むあらゆる分野で発展させる」と応じた。
