バイデン氏とネタニヤフ氏がホワイトハウスで会談 ガザ停戦合意が喫緊の課題

AI要約

米国のバイデン大統領とイスラエルのネタニヤフ首相はガザ地区の停戦合意を話し合うためにホワイトハウスで会談し、イスラエルが受諾する可能性があると報じられている。

ネタニヤフ首相はバイデン大統領を賞賛し、50年にわたる支持に感謝の意を示した。これはバイデン大統領が外国の首脳と初めて会談することとなった。

会談後、ハマスに拘束された米国人の家族も交えて話し合いが行われ、停戦合意が間もなく実現する可能性に期待が寄せられている。

バイデン氏とネタニヤフ氏がホワイトハウスで会談 ガザ停戦合意が喫緊の課題

ワシントン(CNN) 米国のバイデン大統領とイスラエルのネタニヤフ首相は25日午後、ホワイトハウスで会談した。複数の情報筋がCNNに明らかにしたところによると、バイデン氏はネタニヤフ氏に対し、これまでと同等の圧力をかけてパレスチナ自治区ガザ地区での停戦合意を受け入れるよう迫るとみられていた。

ある政府高官は、両国がかつてないほど停戦合意に近づいていると説明。「イスラエルがそれを受け入れるかどうかにかかっている」と述べた。

バイデン氏との対面での会談に先駆け、ネタニヤフ氏は24日に連邦議会で演説を行った。これを受けて首都ワシントンで起きた抗議デモの中には、反ユダヤ主義やガザを実効支配するイスラム組織ハマスへの支持を唱えるものもみられた。ホワイトハウスはそうしたデモを非難している。

会談に入る直前、ネタニヤフ氏はバイデン氏を「誇り高いアイルランド系米国人のシオニスト」と呼び、50年に及ぶイスラエル国家への支持に感謝を表明した。

バイデン氏が外国の首脳と会談するのは、今年の大統領選からの撤退を発表してから初めて。

両氏はこの他、ハマスに拘束された米国人の人質の家族を交える形での会談も行った。会談後、家族の一部からは停戦合意が間もなく成立するとの見通しに関して楽観視する声も上がった。