国民の32%、領土譲歩容認 1年前の3倍超に ウクライナ世論調査

AI要約

ウクライナ国民の32%がロシアとの戦争終結のため領土譲歩を容認していることが分かった。

戦争長期化に対しては領土譲歩を認めるべきでないと考える人が55%いる。

この割合は過去2年で減少しているが、まだ過半数を占めている。

 【キーウ時事】ウクライナ国民の32%がロシアとの戦争を即座に終結させるため、領土の一部譲歩を容認していることが、キーウ(キエフ)国際社会学研究所が23日発表した5月時点の世論調査結果で分かった。

 前回2月時点の26%から増え、1年前の10%に比べると3倍超となった。

 一方で、戦争が長引いたとしても領土の譲歩を一切認めるべきではないとの回答は55%だった。過去2年からおおむね減る傾向をたどっているが、依然として過半数を占めている。