衆院選投票に裏金事件考慮73% 与野党伯仲半数望む、共同調査

AI要約

共同通信社が20、21両日に実施した全国電話世論調査の結果によると、自民党派閥裏金事件を考慮する人が73.3%に上るなど、次期衆院選や東京都知事選に関する世論が示された。

内閣支持率は24.6%で、前回よりは上がったものの依然として低迷し、不支持率も60.7%と高い水準を維持している。

定額減税については、物価高対策としての効果に疑問が持たれており、74.2%が効果があまりないと回答している。

 共同通信社が20、21両日に実施した全国電話世論調査で、次期衆院選の投票先を決める際、自民党派閥裏金事件を考慮するかとの問いに「考慮する」との回答が43.6%で、「ある程度考慮する」29.7%を含め計73.3%に上った。次期衆院選の望ましい結果として「与党と野党の勢力が伯仲する」が51.2%だった。東京都知事選の選挙掲示板に同一のポスターが多数張られた事態を受け、法改正で規制を強化する必要があるとの回答は81.2%を占めた。

 内閣支持率は24.6%で、前回調査(6月22、23両日)の22.2%を2.4ポイント上回ったが、9回連続の20%台で低迷が続く。不支持率は60.7%で、前回の62.4%から1.7ポイント下がった。

 6月に開始した定額減税について、物価高対策に効果があるかどうか尋ねたところ、「なかった」との回答が34.8%で「あまりなかった」39.4%を合わせて計74.2%だった。