レバノンで爆発、千人負傷 ヒズボラ使用の通信機器

AI要約

レバノンでヒズボラの通信機器が爆発し、千人以上が負傷。イラン大使も負傷か。

イスラエルによる攻撃との推測も。イスラエルはヒズボラとの交戦で北部住民の安全を確保。

イスラエル首相は北部住民帰還に向け対ヒズボラ攻撃を強調。米政権は交戦拡大に慎重。

レバノンで爆発、千人負傷 ヒズボラ使用の通信機器

 【エルサレム共同】レバノンの首都ベイルート郊外や同国南部で17日、親イラン民兵組織ヒズボラの戦闘員らが使用している小型の通信機器が相次いで爆発した。ロイター通信によると、千人以上がけがをした。死者がいるかどうかは不明。イランのメヘル通信は爆発で駐レバノンのイラン大使が負傷したと伝えた。

 AP通信はレバノンの消息筋の話として、イスラエルによる攻撃と考えられると報じた。

 イスラエル首相府は17日、パレスチナ自治区ガザの戦闘の目標に、レバノンのヒズボラとの交戦で避難するイスラエル北部の住民を確実に帰還させることを含めると発表した。治安閣議で決定した。国境地帯で続く交戦が拡大する恐れがある。

 イスラエルのネタニヤフ首相は16日、中部テルアビブでバイデン米政権のホックスティーン特使と会談。首相府などによると、ネタニヤフ氏は北部住民帰還に向け「必要なことをする」と述べ、ヒズボラに対する攻撃強化を訴えた。ホックスティーン氏は交戦拡大に反対する米政権の立場を強調した。