2024年度版防衛白書に中国政府「中国脅威論を誇張するもの」と反発

AI要約

日本政府が2024年度版の防衛白書を発表し、中国軍の台湾周辺での軍事活動に関する懸念を示す内容となっている。

中国政府は防衛白書を中国の内政への干渉とみなし、中国脅威論の誇張として激しく反発している。

中国は平和発展を主張し、台湾問題における外部勢力の干渉を許さない立場を強調している。

2024年度版防衛白書に中国政府「中国脅威論を誇張するもの」と反発

日本政府が発表した2024年度版の防衛白書について中国政府は、「中国脅威論を誇張するもの」だと激しく反発しました。

日本政府はきょう、2024年度版の防衛白書を発表しました。

この中で、中国軍が台湾周辺での軍事活動の既成事実化を試みているとして、「軍事的な緊張が高まる可能性も否定できない」との評価が加筆されています。

これについて、中国外務省の林剣報道官は次のように反発しました。

中国外務省 林剣報道官

「日本の防衛白書は中国の内政に乱暴に干渉し、いわゆる中国脅威論を誇張し、地域情勢が緊張の度合いを高めていると誇張するものだ。中国はこれに強烈な不満と断固たる反対を表明する」

林報道官は、「中国は平和発展の道を歩んでおり、軍事活動は正当で合理的なものだ」と主張。「台湾問題は中国の内政問題であり、いかなる外部勢力の干渉も許さない」と従来の主張を繰り返しました。

そのうえで、「日本は年々防衛予算を増加させ、武器輸出を緩和している」と厳しく批判しています。