2023年度の防衛予算1300億円程度使い残し 増税議論にも影響か

AI要約

政府は2023年度の防衛予算で1300億円程度の使い残しがあることを明らかにした。

使い残しの原因は装備の契約額や人件費が想定を下回ったことだと説明された。

防衛力の強化が待ったなしの課題であり、防衛費の増額は予定通り進められる見込みだが、今後の増税議論に影響を与える可能性がある。

政府が防衛費の増額を進めるなか1300億円程度の防衛予算を使い残していたことがわかりました。

林官房長官

「7月末の計数確定に向けて最終的な精査を行っているところでありますが、防衛予算について、1300億円程度の不用が発生する見込みであるということは承知をしております。」

林長官は、2023年度の防衛予算で多額の使い残しが出た理由として、装備の契約額や人件費が想定を下回ったことなどを挙げました。

そのうえで防衛力の抜本的強化は国民の平和な暮らしを守るために「待ったなしの課題だ」と述べ、防衛費の増額を予定通り進めていく考えを示しました。

政府は、2023年度からの5年間で防衛費をおよそ43兆円に増額する方針ですが、今回、多額の使い残しが発生したことで、今後の増税議論に影響を与える可能性があります。