プーチン大統領、結局は核を取り出すのか…「ソウルの2倍」ロシア侵攻、ウクライナの「賭け」(2)

AI要約

米国はウクライナの自己防衛の支援を続ける姿勢を示している。

ウクライナがロシアの目標を破壊するためのドローンが注目されている。

ウクライナの長距離ミサイルの使用により、ロシアの核兵器の使用が懸念されている。

現在まで米国は従来の立場を変えていない。米ホワイトハウスのジョン・カービー戦略広報担当調整官は15日、MSNBCのインタビューで「我々はウクライナが自国を防御するのに必要な武器と能力を備えるよう引き続き努力する」とし、エイタクムスは「防御用」であることを明確にした。

19日の英日刊テレグラフによると、米バイデン政権のある当局者はストームシャドウをロシアに投入するよりも、ウクライナが生産するドローンがロシア内の目標物を破壊するのによいと明らかにした。

しかしNYTは「開戦から30カ月間、西側は特定武器に対するウクライナの反復的な要請を繰り返し拒否し、結局は譲歩するパターンを繰り返してきた」とし、長距離ミサイルの「タブー」も崩れる可能性があるという見方を示した。これに先立ち米国とドイツは各国の最先端主力タンクのM1エイブラムスとレオパルト2の支援を拒否したが、ウクライナの執拗な要請を受けて結局は支援した。米国産F-16戦闘機もゼレンスキー大統領の粘り強い要請を受けて支援した。

◆ベラルーシ「ウクライナ激化すればロシアは核使用も」

ただ、ウクライナの長距離ミサイル使用が可能になれば、ロシアの核の脅威が強まるという懸念が提起されている。プーチン大統領の最側近、国家安全保障会議のドミトリー・メドベージェフ副議長は昨年、「北大西洋条約機構(NATO)の支援を受けた攻撃でロシアの領土の一部を破壊する場合、我々は核兵器を使用するしかない」とし「他の選択肢はない」と警告した。プーチン大統領も昨年、ベラルーシに戦術核兵器を配備した後、「国家の存立が脅かされれば理論的に使用が可能だ」と明らかにした。

すでにベラルーシでは核使用の「暗示」が繰り返されていると、FTは伝えた。ベラルーシのルカシェンコ大統領は18日、「ウクライナの激化はロシアに核兵器を使用させる可能性がある」と述べた。続いて「戦争の拡大はウクライナの破滅(destruction)に終わる」と脅迫した。