中国、NATOの「根拠ない非難」決して受け入れず 王毅外相

AI要約

中国の王毅外相はNATOの非難を受け入れないと強調し、対等な立場で接触を続ける用意があると表明。

王氏は中国とNATOが理解を深め、信頼を築いて誤算を避けることが重要だと主張。

また、オランダとの関係を重視し、オランダの中EU関係に建設的な役割を果たすことを期待している。

中国、NATOの「根拠ない非難」決して受け入れず 王毅外相

[北京 12日 ロイター] - 中国の王毅外相は11日、今週の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議での中国に対する「根拠のない非難」を決して受け入れないと述べた。オランダ外相との電話協議での発言を中国外務省が明らかにした。

同省は11日、NATO首脳会議の声明が中国をウクライナでのロシアによる戦争の「決定的な支援者」だとしたことについて、偏見であり「不和の種をまいている」と反発していた。

王氏はNATOと「対等な立場」で接触を維持し、相互尊重に基づき交流を行う用意があるとした上で、中国の利益に対抗したり、内政に干渉したりしないよう求めた。

中国とNATO諸国は政治体制や価値観が異なるが、NATOはそれを理由に中国との対立をあおるべきでないとし、「正しい道は対話を強化し、理解を深め、基本的な相互信頼を築いて戦略的誤算を回避することだ」と述べた。

オランダとの関係については、新政権と緊密な関係を築き、包括的な対話を行う用意があると表明。また、オランダが欧州連合(EU)に対し中国を客観的かつ理性的に見るよう促し、中EU関係の健全で安定した発展維持に建設的な役割を果たすと信じていると述べた。