台湾中銀、デジタル通貨導入のスケジュールは未定

AI要約

台湾中央銀行はデジタル通貨導入のスケジュールが未定であり、導入過程が複雑であることを警告し、来年には公聴会を開催して知識を広める方針を示した。

台湾中央銀行は政府が運営するデジタル通貨の試験運用に取り組んでおり、デジタルウォレットを使って決済が可能になるようにしている。

世界経済の98%を占める134カ国が現在、自国通貨のデジタル版を模索しており、多くの国で開発が進んでいる段階にあるという。

台湾中銀、デジタル通貨導入のスケジュールは未定

[台北 7日 ロイター] - 台湾中央銀行は7日、デジタル通貨導入のスケジュールは未定で、その導入過程は「膨大で複雑」になると警告し、来年この問題について公聴会を開き、知識を広める方針を示した。

台湾中銀はデビットカードやクレジットカードを使わずにデジタルウォレット(電子財布)によって決済できるようにするために、政府が運営するデジタル通貨の試験運用に取り組んでいる。

中銀は、デジタル通貨の導入が多くの人に影響を与えることを考慮すると、この通貨について広く伝えることが必要で、来年には公聴会やフォーラムを開催して知識を広めると説明した。

3月に発表された調査によると、世界経済の98%を占める134カ国が現在、自国通貨のデジタル版を模索しており、その半数余りの国々で開発が進んだ段階か、試験運用あるいは立ち上げ段階にあるという。