ロシア軍、ウクライナ軍から2集落を奪還 軍事ブロガー「反撃開始」

AI要約

ロシア軍がクルスク州でウクライナ軍に対する反撃を開始し、2つの集落を解放した。他の集落でも激しい戦闘が続いている。

ウクライナ軍が越境攻撃を開始しており、ロシア軍は予備兵力を投入して戦況を安定させている。ウクライナ軍の占領地域維持が注目されている。

ロシア国防省に近い情報筋によると、ロシア軍は空挺部隊や海軍の歩兵旅団を投入している。ウクライナ軍はさらなる撤退を迫られるおそれがある。

ロシア軍、ウクライナ軍から2集落を奪還 軍事ブロガー「反撃開始」

 ロシアの軍事ブロガーなどは10日、ロシア南西部クルスク州で越境攻撃を続けるウクライナ軍に対し、ロシア軍が反撃を開始したと伝えた。1日弱で十数キロ進軍し、少なくとも国境に近い2集落を解放したという。

 ロシア国防省に近いとされる軍事ブロガー「ライバー」によると、ロシア軍は空挺(くうてい)部隊や海軍の歩兵旅団を投入。国境に近いブネザプノエとゴルデエフカの2集落を解放した。ほかの集落でも激しい戦闘になっており、ウクライナ軍が、さらに撤退を迫られる可能性もあるとみている。

 ウクライナ軍は8月6日、クルスク州で越境攻撃を開始。ロシア側は徴集兵などが予想外の攻撃に対応できず、ウクライナ側は1千平方キロ以上を制圧したとしていた。

 ロシア軍は予備の兵力を投入するなどして戦況を安定させたとみられており、ウクライナ軍がどれだけ占領地域を維持できるかが注目されている。