イラン大統領決選投票、激戦か 投票率、強硬派動向が左右

AI要約

イラン大統領選は、改革派と保守派の一騎打ちで、核合意の是非が争点となっている。

ペゼシュキアン氏は核合意再建を支持、ジャリリ氏は核合意自体を否定しており、接戦が予想されている。

経済の立て直しと国際協調重視が注目される中、投票率や保守強硬派の結束が結果を左右する可能性がある。

 【テヘラン共同】7月5日のイラン大統領選決選投票は、国際協調重視の改革派ペゼシュキアン元保健相(69)と、欧米との妥協を嫌う保守強硬派ジャリリ最高安全保障委員会元事務局長(58)の一騎打ちとなった。激戦が予想され、投票率の伸びや保守強硬派の結束が結果を左右する。核開発を拡大し、欧米との対立を深めたライシ大統領の強硬路線を継承するかどうかが争点だ。

 ペゼシュキアン氏は米国の制裁で低迷する経済の立て直しには核合意再建が必要との立場だが、ジャリリ氏は核合意自体を否定する。6月28日の第1回投票の得票率はペゼシュキアン氏が42.45%、ジャリリ氏は38.61%で接戦だった。