海上でボトル発見、中身飲んだ漁師4人死亡 スリランカ沖

AI要約

スリランカ沖で漁師らが見つけたボトルから液体を飲んだところ、4人が死亡し、2人が重体になった。ボトルは海軍が調査中で、漁師らが酒だと思い飲んだという。

同国の漁業・海洋資源局は、海軍が死者・重体者の搬送を担当しており、漁船の乗組員にも注意が呼びかけられている。

出来事を受けて、生存船員の陸上搬送を求める抗議行動が起きている。

海上でボトル発見、中身飲んだ漁師4人死亡 スリランカ沖

スリランカ沖に漁に出ていた漁師らが、海上で複数のボトルを見つけ、中に入っていた液体を飲んだところ、4人が死亡し、2人が重体に陥った。現地メディアが報じた。

ボトルが見つかったのは、スリランカ南岸の町タンガッラから320カイリ(約590キロメートル)の海域。

スリランカ海軍が記者団に説明したところでは、漁師らはボトルの中身を酒類だと思って飲んだという。

ボトルの内容物については、当局が調べを進めている。

同国の漁業・海洋資源局のスサンタ・カハワッテ局長は、死者・重体者らの陸上への搬送を海軍が担当していると、複数のメディアに説明した。

同局長は、漁船「デヴォン」号で体調不良に陥っている乗組員らについて、陸上での治療を待つ時間的余裕がないと懸念されることから、海軍が治療を提供していると述べたとされる。

BBCは同局長とスリランカ海軍に確認とコメントを求めている。

同局長が国営ニュース局アダ・デラナに話したところでは、漁師たちは近くの海域で操業していた他の漁船の乗組員らにも、発見したボトルのいくつかを渡したという。それらの乗組員には注意が呼びかけられている。

海軍は現地メディアに、デヴォン号は別の船によって岸までえい航されているところだと説明した。デヴォン号は6月4日にタンガッラを出港していたという。

この出来事を受け、首都コロンボから約190キロメートル離れたタンガッラでは、生存船員の陸上搬送を求める抗議行動が起きたと報じられている。

(英語記事 Four die after drinking from bottles found in sea)