イタリアのメローニ首相「この2年で日本との協力は大きく前進した」…G7サミット総括会見

AI要約

イタリア南部プーリア州で開催されたG7サミットにおいて、メローニ伊首相が日本との協力関係の強化を強調しました。具体的には、自衛隊と伊軍の物資融通協定交渉開始や伊軍空母の日本寄港予定が話題となりました。

さらに、不法移民対策やアフリカ支援など、イタリアが関心を持つテーマについてもG7として取り組むことで一致しました。

メローニ氏は、イタリアの取り組み方がG7で共有されたことに誇りを示し、成果を強調しました。

 【バーリ(イタリア南部)=倉茂由美子】イタリア南部プーリア州で13~15日に開かれた先進7か国首脳会議(G7サミット)の議長を務めたメローニ伊首相は15日、総括記者会見を開いた。メローニ氏は対日関係について「この2年で日本との協力は大きく前進した」と述べ、今後も関係強化を進める姿勢を示した。

 両国は14日の首脳会談で、自衛隊と伊軍が食料や燃料などの物資融通を可能にする協定の締結に向け交渉を始めることで一致した。伊軍の空母が8月に初めて日本に寄港する予定で、メローニ氏は「インド太平洋でイタリアの存在感を高めている」と語った。

 サミットでは、イタリアの関心が高い不法移民対策やアフリカ支援にG7として取り組むことでも合意した。メローニ氏は「イタリアの取り組み方がG7で共有されたことは誇りだ」と成果を強調した。