仏極右、第1党も絶対多数獲得ならず 下院選決選投票=世論調査

AI要約

フランスで7日に実施される国民議会選挙の決選投票で、極右「国民連合」が絶対多数を獲得できない見通しが示されている。

与党連合と左派連合が選挙区で候補者を一本化することで、極右への反対票が集まっており、過半数阻止の可能性が高まっている。

世論調査では「国民連合」が最多議席を獲得する見通しであるが、絶対多数に必要な議席数に達する見込みはない。

仏極右、第1党も絶対多数獲得ならず 下院選決選投票=世論調査

[パリ 4日 ロイター] - フランスで7日に実施される国民議会(下院、577議席)選挙の決選投票で、マリーヌ・ルペン氏が事実上率いる極右「国民連合(RN)」が絶対多数を獲得できない見通しであることが4日、新たな世論調査で分かった。

第1回投票で得票率トップとなったRNの過半数議席獲得の阻止に向け、与党連合と左派連合が多くの選挙区で候補者を一本化したことが影響していると見られる。

IFORのフィガロ・LCI世論調査によると、RNが獲得すると予想される議席数は210─240議席。有力政党による候補者一本化前の予想は240─270議席だった。

RNは他のどの政党よりも多くの議席を獲得する見通しだが、絶対多数に必要な289議席には達しない。

左派連合「新人民戦線(NFP)」は170─200議席で2位に付け、マクロン大統領の中道連合は95ー125議席で3位になる見通し。中道右派の共和党(LR)は25─45議席を獲得すると予想された。

前日のハリス・インタラクティブの世論調査でもRNが過半数議席を獲得できない見通しが示されている。