ウクライナ「平和サミット」に90か国以上が出席…ロシアと関係深いBRICS首脳級は不参加

AI要約

スイス政府は14日、ウクライナの和平実現に向けた国際会議「平和サミット」について発表した。会議には約60か国の首脳が参加し、ビュルゲンシュトックで開催される。

G7サミットを終えたばかりの首脳らが再び顔を合わせる場となる一方、BRICSの首脳級は参加しないことが決まった。

ウクライナのゼレンスキー大統領がスイスに到着し、サミットへの参加を表明。世界的な指導力と平和への貢献を期待している。

 【ルツェルン(スイス中部)=森井雄一】スイス政府は14日、ウクライナの和平実現に向けて15日に開幕する国際会議「平和サミット」に90か国以上が参加すると発表した。このうち約60か国は首脳級が参加する見通しだ。

 会議はスイス中部ルツェルン近郊のリゾート地ビュルゲンシュトックで開かれる。ハリス副大統領が出席する米国を除き、先進7か国首脳会議(G7サミット)を終えたばかりの首脳らが再び顔を合わせることになる。

 一方、ロシアと関係の深い国が多いBRICSの首脳級は参加しないことが明らかになった。インドは閣僚級を派遣するが、ブラジルはオブザーバー参加にとどめる。中国は不参加を表明しており、ロシアは招待されていない。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は14日夕、スイスに到着したと明らかにした。自身のX(旧ツイッター)には「サミットに参加し、世界的な指導力と平和への貢献を示してくれる全ての人に感謝する」と投稿した。