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アルメニア首相 ロシア主導の軍事同盟を離脱と表明
アルメニアのパシニャン首相が、ロシア主導の軍事同盟CSTOから離脱する意向を表明しました。
パシニャン首相は、CSTOからの支援が得られなかった際のアルメニアの苦境を指摘し、ロシアを批判しました。
アルメニアは過去数か月でCSTOへの参加凍結を表明し、ロシアとの関係が緊張しています。
アルメニアのパシニャン首相は、ロシアが主導する旧ソ連圏6カ国の軍事同盟から離脱する意向を示しました。
現地メディアによりますと、アルメニアのパシニャン首相は12日、議会で野党議員からの質問に答える形で、ロシアが主導する軍事同盟CSTO=集団安全保障条約機構から離脱すると明言しました。
アルメニアは去年9月、隣国アゼルバイジャンとの係争地、ナゴルノカラバフでの武力衝突でCSTOに支援を要請しましたが受け入れられず、事実上の降伏をしていました。
パシニャン首相は議会で「他の道はなく復帰することもない」「軍事同盟を作った国々は条約の義務を果たさず、わたしたちへの戦争をアゼルバイジャンと計画していた」と述べ、今回の離脱はロシアの責任だと批判しました。
アルメニアは、2月にはCSTOへの参加を凍結すると表明していて、「ロシア離れ」が強まっていました。