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アルメニア首相、ロシア主導の軍事同盟から脱退明言 支援なく不満
アルメニアのパシニャン首相はCSTOからの脱退を明言し、アゼルバイジャンとの紛争で同盟支援が不足したことを批判。
アルメニアはナゴルノ・カラバフ問題で対立し、CSTOの支援がなかったことから脱退を決定。
パシニャン氏は軍事同盟への不満を表明し、米欧との関係を強化している。
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アルメニアのパシニャン首相は12日、ロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)から脱退すると同国の議会で明言した。隣国アゼルバイジャンとの紛争で、CSTOの支援がないと不満を募らせ、昨年末から同盟参加を凍結。米欧への接近を強めていた。
パシニャン氏は同日、野党の質問に対し、「脱退する。ほかに道はない」と断言した。具体的な日程は述べなかった。
アルメニアはアゼルバイジャンと同国領ナゴルノ・カラバフをめぐって対立し、昨年、同地域を武力で奪還された。アルメニアは自国領の一部も占領されたとして軍事支援を求めたがCSTOは動かず、パシニャン氏はこの日、「我々への戦争をアゼルバイジャンと計画した」とCSTOを批判した。