引退貴景勝に父・佐藤一哉さん「もっと早く辞めてほしいと願っていた」「今はホッとした思い」

AI要約

貴景勝、幕内優勝4度の関脇が引退会見。頸椎椎間板ヘルニアで休場、28歳1か月で引退。

父親は貴景勝の奮闘を称賛し、首の負傷を明かす。30場所の大関務めに誇りを持つ。

首の怪我は幕下時代からあり、横綱昇進の夢を叶えられなかったものの、親として安堵感。

引退貴景勝に父・佐藤一哉さん「もっと早く辞めてほしいと願っていた」「今はホッとした思い」

<大相撲秋場所>◇14日目◇21日◇東京・両国国技館

 幕内優勝4度の関脇貴景勝(28=常盤山)が21日、引退会見を開いた。今場所は「頸椎(けいつい)椎間板ヘルニア」で3日目から休場していた。28歳1カ月での引退は、平成以降の横綱・大関では最年少。今後は常盤山部屋の部屋付き親方として後進を指導する。

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 貴景勝の父、佐藤一哉さんがここまでの奮闘をねぎらった。「親としてはよく頑張ったと思う。もっと早く辞めてほしいと願っていた」。首の負傷は幕下時代からという。立ち合いから思い切り当たることができなかった中で大関に上がり、30場所務めたことに誇りを持つ。「幕下の時に首をやって左半身不随で車いすや寝たきりになる可能性もあった。その中で努力で頑張ってきたのは『すごい』のひと言。1場所でも横綱になる姿を見たかったが、それがかなわなくてもよく頑張った。親として今はホッとした思いです」。