J1札幌、不屈の男・MF深井一希が今季初めてリーグ戦メンバー入り…21日・町田戦

AI要約

北海道コンサドーレ札幌MF深井一希が1年ぶりにリーグ戦に復帰する。手術後初の出場に意欲を見せる深井は、チームに貢献する覚悟で臨む。

深井は手術後、ルヴァン杯での出場を経て、リーグ戦に復帰。大崎と荒野の出場停止で、ボール奪取力を発揮してチームを支える機会が巡ってくる可能性を感じている。

現在17位の札幌にとって、町田戦を含む残りの試合は残留争いにとって重要なものとなっている。深井も1つ1つの試合に勝利してチームを生き残らせる決意を示す。

J1札幌、不屈の男・MF深井一希が今季初めてリーグ戦メンバー入り…21日・町田戦

 J1北海道コンサドーレ札幌MF深井一希(29)が、1年ぶりにリーグ戦舞台に立つ。札幌は21日、アウェーで首位・町田戦に臨む。昨年11月に右膝3か所を手術した深井が、今季初めてリーグ戦のメンバーに入った。ベンチスタートが濃厚も「強敵相手で強度の高い試合になると思うが、出た時にはその時その時の状況に合わせてバランスを整えたい」。昨年9月23日のアウェー・名古屋戦以来となるリーグ戦出場へ、そうイメージを膨らませた。

 5度目の手術を乗り越え、9月8日のルヴァン杯・横浜M戦で351日ぶりに公式戦復帰を果たした。後半38分からの出場とプレー時間は少なかったが「ボールを取るところは自分の持ち味」と改めて実感できた。ボランチを務める大崎と荒野が出場停止の今回、チーム屈指のボール奪取力を発揮する機会が、訪れる可能性は高い。「相手ゴール近くで奪えたら自然とゴールを取れる可能性も高くなる。自分の特長をしっかり出していければ」。神経を研ぎ澄ませ、好機をうかがっていく。

 勝ち点25と残留圏の17位湘南とは7点の差があり、町田戦を含めて残りは8試合。1勝の重みは深井も十分に感じている。「まずは目の前の試合に勝つだけ。そこに貢献できたら」。2戦ぶり勝利で生き残りにつなげる働きを、不屈の男が見せにいく。

(砂田 秀人)