巨人・浅野の失策響きまさかの逆転負けも阿部監督は責めず「しょうがない。必死こいてのミスだから」

AI要約

巨人が逆転負けを喫し、連勝記録が止まる。阿部監督は選手を激励。

8回の失策が大きく響き、浅野は責任を感じる。しかし、次の試合へ向けて前を向く決意を示す。

阪神との2連戦に向けて、巨人は虎の退治に全力を尽くす意気込み。

巨人・浅野の失策響きまさかの逆転負けも阿部監督は責めず「しょうがない。必死こいてのミスだから」

◇21日 広島5―4巨人(マツダ)

 巨人がまさかの逆転負けを喫した。連勝は4で止まり、マジック6のまま足踏みとなった。

 3点リードの8回、一挙4点を取られた。浅野の失策が大きく響いた。2点差に迫られ、なおも2死二、三塁で小園の右前打に猛チャージ。同点の走者は刺そうとしたのだが、後逸…。追いつかれ、その後、勝ち越された。

 それでも、阿部監督は責めなかった。「しょうがない。必死こいてのミスだから。糧としてやってもらうしかない。ちょっと守備でちびっているところがある。失敗を恐れずやってほしい」。守りに多少の不安があっても、次に生かし取り返すことを指揮官は求めた。

 浅野は9回2死で三振し、最後の打者となった。ベンチで頭からタオルをかぶる姿も見せた。それでも必死に前を向き、「二度と同じミスをしないように。迷惑かけないようにしたい」と言葉を絞り出した。8回の失策の直後にうなだれた際、丸に「下を向くな」と声もかけられたという。22日からは甲子園で阪神と2連戦。落ち込んでいるわけにはいかない。2ゲーム差に迫ってきた虎の退治に、まずは全力で向かう。