山本由伸、実は6月から続く驚異の「21」 防御率45.00→今や2.63に…復帰2戦目の粘投を監督称賛

AI要約

山本由伸投手が4回4安打無失点の好投で勝利に貢献し、自責ゼロイニングを21まで伸ばす

山本は毎回得点圏に走者を背負いながらも粘りの投球で試合を作り、味方の好守も活かす

右肩腱板の損傷から復帰後、21イニング連続自責ゼロを達成し、驚異の成績を続ける

山本由伸、実は6月から続く驚異の「21」 防御率45.00→今や2.63に…復帰2戦目の粘投を監督称賛

 米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手が16日(日本時間17日)、敵地ブレーブス戦に先発登板。4回4安打無失点、2四球3奪三振の好投で9-0の勝利に貢献した。右肩腱板の損傷から復帰後、これが2度目の登板。6月から続く自責ゼロのイニングを「21」まで伸ばしている。

 山本は毎回得点圏に走者を背負いながら無失点。粘りの投球で試合を作った。3回には無死一塁からソレアに中越え二塁打を打たれたが、中堅手エドマンと二塁手ヘルナンデスが完璧な中継プレー。本塁で走者を刺し、間一髪で失点を防ぐなど、味方の好守にも救われた。

 6月16日(同17日)のロイヤルズ戦で途中降板し、右肩腱板の損傷で負傷者入りしていた山本だが、故障前から驚きの数字を継続している。最後に自責点がついたのは、6月1日(同2日)のロッキーズ戦の2回に犠飛を打たれた時。そこからこの日まで、21イニング連続で自責ゼロだ。

 復帰登板となった前回10日(同11日)のカブス戦で、当初はタイムリーヒットによる自責点1がついていたが、後にこのヒットが一塁手フリーマンの失策と記録が訂正されたことにより、山本の自責点もゼロになった。3月21日のメジャー初登板・パドレス戦(韓国)こそ1回5失点と苦しみ、防御率45.00で始まったメジャー1年目。今では82イニングを投げて同2.63にまで良化している。

 試合後、取材に応じたデーブ・ロバーツ監督も「グッドだった。制球に関しては前回登板ほどシャープではなかったが、彼は必要な時に必要な投球をしてくれた。大きくストレスのかかるイニングがいくつかあったが、切り抜け方がよかった。必要な時に必要な投球をしてくれたのが私にとっては重要なこと。自分の仕事をしてくれた」と粘り強い投球を称えていた。