【陸上】落合晃 800m銅のU20世界選手権から帰国「箱根も、と思っていた時期もあったが…」

AI要約

落合晃がU20世界選手権で日本勢初の銅メダルを獲得し、帰国後に喜びと悔しさを語った。

日本記録保持者として進化を遂げる落合は、世界の競技レベルの高さについて痛感している。

落合は東京で行われる世界選手権への参加を目指し、幅広い種目で結果を出す覚悟を示している。

【陸上】落合晃 800m銅のU20世界選手権から帰国「箱根も、と思っていた時期もあったが…」

 陸上の男子800メートルで日本記録保持者の落合晃(滋賀学園高3年)が〝開拓者〟としての覚悟を明かした。

 ペルー・リマで行われたU20世界選手権男子800メートル決勝では、1分47秒03で日本勢初の銅メダルを奪取。3日には成田空港へ帰国し「優勝を目標にしていたので悔しい部分はあるが、まずメダルを獲得できたことは素直にうれしい」と声を弾ませた。

 6月末の日本選手権で初優勝を果たすと、7月末の全国高校総体(インターハイ)は1分44秒80の日本新記録で2連覇を達成。右肩上がりに進化を遂げる一方で「位置取りや、ラスト400メートルからスピードアップする展開に対応するのが難しい。『世界はこう戦うんだ』と身に染みて感じた」と国際大会の厳しさも痛感したという。

 来年9月には東京・国立競技場で世界選手権が行われる。参加標準記録(1分44秒50)は自己ベストを上回るタイムだが「(1分)44秒50を切って出場したい。800メートルで勝負しようと思ったら、1500メートルとか400メートルとかも絶対に必要。幅広く結果を出していけたら」と力強く語った。

 次なる進路でも活躍が期待される若きランナーは「箱根(駅伝)もと思っていた時期もあったが、800、1500メートルで頑張りたい気持ちもある。箱根の時期になったら分からないけど、今のところはミドル(中距離)で頑張ろうと思う」ときっぱり。まずは自国開催の大一番へ全勢力を注ぐ。