【陸上】800m銅の落合晃は優勝逃すもメダルに安堵 東京世界陸上へ参加標準記録「切っていきたい」／U20世界選手権
U20世界選手権での日本代表の帰国会見について。落合晃選手が800mで銅メダルを獲得し、悔しさと喜びを語った。
落合選手は決勝でのレース展開や結果について振り返り、今後の目標を語った。
将来的な世界選手権への参加や記録更新に向けた取り組みに意欲を示した。
U20世界選手権（8月27～31日／ペルー・リマ）の日本代表が9月3日午後、帰国した。千葉・成田空港でメダリストの3人が会見した。
男子800m銅メダル（1分47秒03）を獲得した落合晃（滋賀学園高3）は、「優勝を狙っていたので、銅メダルはすこく悔しい部分はある」と話しながらも、「メダルを獲得できたことはうれしい」と安堵の様子を見せた。
予選、準決勝は序盤から先頭付近でレースを進めていたが、決勝は「位置取りが難しくて、最初は外側にいたけど、ほかの選手に被せられて、内側にポケットされてしまいました」と振り返る。
残り100m付近までは6位あたりだったが、そこから前を追った。「力を残していました。ギリギリ3位に滑り込んだ」と話した。
昨年の日・韓・中ジュニア交流競技会に出場した経験を持つが、大規模な国際大会出場は初めて。「世界の戦い方を学べて良い経験になりました」と淡々した様子で語った。
福岡インターハイでこれまでの日本記録を0.95秒も更新する1分44秒80をマーク。今季のU20世界リストでは2番目となるタイムを持ってリマに入った。だが、「実力がまだまだ足りないです。自分の持ち味だった先頭で行くレースも（決勝は）できなかったです」と。だからこそ、目標も出てきた。「次に世界で戦う時は、勝負して勝ち切るレースをしたい」と。
1年後には東京で世界選手権が行われる。「出場したいし、結果を出すことが目標」。参加標準記録がパリ五輪の1分44秒70から1分44秒50と上がったが、「（1分44秒50を）切っていきたい」と力を込めた。
