日本ハム新庄監督の母校・西日本短大付、6年前の旋風再現狙った金足農を撃破 今夏の九州勢初勝利から92年Vに続く快進撃なるか【夏の甲子園】

AI要約

西日本短大付が金足農を破って14年ぶりの甲子園勝利を収めた。

西日本短大付は1992年に優勝経験があるチームで、今大会は九州・沖縄勢として初勝利を挙げた。

エースの村上が4点差の9回をしのいで完投勝利を飾り、金足農は兄の吉田輝星の活躍を再現することはできなかった。

日本ハム新庄監督の母校・西日本短大付、6年前の旋風再現狙った金足農を撃破 今夏の九州勢初勝利から92年Vに続く快進撃なるか【夏の甲子園】

 ◆全国高校野球選手権1回戦 西日本短大付6―4金足農(9日、甲子園)

 3年ぶり7度目出場の西日本短大付(福岡)が、6年前に準優勝した金足農(秋田)を破り、14年ぶりの甲子園勝利を挙げた。今大会の九州・沖縄勢は4校目の登場で初勝利となった。

 1992年に優勝経験がある西日本短大付は、初回に金足農の好投手吉田大輝(2年)からわずか9球で先制。1番の奥駿仁(同)が左前打と暴投で三進して無死三塁の好機をつくり、2番の井上蓮音(同)が左前に先制タイムリーを運んだ。

 5回には井上蓮の中前打と2四球などで無死満塁として、村上太一(3年)が右犠飛を放つと、さらに斉藤大将(2年)に適時打、山下航輝(同)に2点適時打が出て、一挙4点を奪った。8回にも古賀海凪(3年)の適時打で1点を加えた。

 投げてはエースの村上が金足農の9回の猛反撃を4点でしのいで、完投勝利をマーク。日本ハム新庄剛志監督の母校でもある西日本短大付の甲子園勝利は、日川(山梨)を7―2で下した2010年夏の2回戦以来となった。

 金足農は吉田が踏ん張れず、兄の吉田輝星(現オリックス)がエースとして活躍した6年前の「金農旋風」を再現することはできなかった。