【甲子園】金足農は初戦敗退で“金農旋風”再来ならず 吉田輝星が観戦する前で弟・大輝は7回5失点

AI要約

金足農は西日本短大に6-4で敗れ、初戦突破はかなわなかった。

吉田大輝の苦しいピッチングや打線の努力が及ばず、6失点で敗北。

2018年の準優勝時の輝星の存在も及ばず、金農旋風再来はならなかった。

【甲子園】金足農は初戦敗退で“金農旋風”再来ならず 吉田輝星が観戦する前で弟・大輝は7回5失点

 ◇第106回全国高校野球選手権大会第3日・1回戦 金足農4-6西日本短大付(2024年8月9日 甲子園)

 金足農(秋田)は西日本短大(福岡)に敗れ、準優勝した2018年に続く初戦突破はかなわなかった。

 先発・吉田大輝(2年)が立ち上がり、先頭・奥に左前打を許すと、自身の暴投で一気に三塁まで進まれ無死三塁といきなりピンチを招いた。さらに2番・井上に前進守備の三遊間を破る適時打を浴び、1アウトも奪えないまま先制点を奪われた。

 それでも5番・村上をニゴロ併殺に仕留め、最少失点で切り抜けると、4回まで毎回走者を出しながらも粘りの投球でしのいだ。

 ただ、0-1の5回、安打と四球で無死満塁とすると、村上の右犠飛で2点目を失い、続く6番・斉藤にも左前適時打、8番・山下にも右前適時打を浴び、この回4点を失った。

 毎回走者を出す苦しいピッチングが続き、154球の力投も7回9安打5失点で降板。後を継いだ花田晴空(3年)も相手打線の勢いを止められず、8回に追加点を奪われた。

 打線は0-6の9回に3連打で反撃するなど粘りを見せたが6失点が響き、及ばなかった。

 金足農は前回出場した2018年は吉田の兄・輝星(現オリックス)を擁し、準優勝。この日は輝星も甲子園に駆けつけ、弟や後輩たちの勇姿を見守ったが“金農旋風”再来とはならなかった。