攻守で西日本短大付対策を念入りに 金足農が初戦を想定し練習

AI要約

秋田代表、金足農は西日本短大付との初戦に向けて練習を行う。特に左打者対策やアウトの時間計測など細かい準備を重点に置いている。

打撃練習では、高さのある投手を想定し、選手達は実戦に向けて調整を行っている。各選手はボールの見え方やバットの出し方に集中している。

西日本短大付は打力のあるチームであり、金足農はエース吉田大輝投手を中心に戦いに臨む意欲を見せている。

攻守で西日本短大付対策を念入りに 金足農が初戦を想定し練習

 第106回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の秋田代表、金足農は9日、初戦を迎え、午前10時35分開始予定の1回戦第2試合で福岡代表の西日本短大付と対戦する。8日は相手の特徴を踏まえた練習で対策を深めた。

 右打者のはずの高橋佑輔コーチが、ときに左打者になってノックを打った。西日本短大付は先発6人が左打者だからだ。「やはり右打者の打球とは違うから」と中泉一豊監督。守備練習の中で、アウトにするまでの時間を計測する場面も。俊足選手の対策として素早い捕球・送球を意識した。

 打撃練習では、身長185センチから投げ下ろす相手エースを想定。打撃投手が高さ40センチ以上の台に乗って、リリースポイントを高くした。前日から取り組んでおり、那須慎之介二塁手(3年)は「昨日よりボールがよく見えて、バットの出し方が分かってきた」。各選手とも目を慣らし、あとは実戦でどう調整するかだ。

 西日本短大付は打力のあるチーム。エース吉田大輝投手(2年)は「一回をテンポよく抑えれば、流れは(金足農に)くる」と意欲を見せた。(隈部康弘)