【陸上】サニブラウン日本勢92年ぶり決勝なるか 準決勝は超ハイレベル自己ベスト同組で7番目

AI要約

サニブラウン・ハキーム(25=東レ)が大会6位の吉岡隆徳以来、日本勢92年ぶりの陸上男子100メートル決勝進出を目指し、準決勝に挑む。

準決勝では自己ベストを更新することが必要であり、強豪選手たちが参加している中、厳しい競争が予想される。

過去3大会の決勝進出ラインに比べて更なる高いスピードが求められ、9秒台での記録が決勝進出への一つのラインとなる。

<パリオリンピック(五輪):陸上>◇4日(日本時間5日)◇男子100メートル準決勝◇フランス競技場

 サニブラウン・ハキーム(25=東レ)が1932年ロサンゼルス大会6位の吉岡隆徳以来、日本勢92年ぶりの決勝進出を懸け、日本時間5日午前3時から準決勝に挑む。

 3日の予選を10秒02の組2着で突破し、準決勝では3組に入った。各組上位2位以内か、各組3着以下のタイム上位2位以内が決勝進出条件となる中、同組には自己ベスト9秒7台が3人、9秒8台が3人。サニブラウンは自己ベストで7番目、今季ベストでも5番目となっている。

 22年世界選手権金メダルのカーリー(米国)は自己ベスト9秒76。予選では全体トップタイの9秒97をマークしている。オマニャラ(ケニア)とトンプソン(ジャマイカ)は自己記録9秒77。リチャードソン(南アフリカ)も今季は9秒86を記録している。ヒューズ(英国)は昨夏の世界選手権で銅メダルをつかんでいる。

 直近3大会での決勝進出ラインは、21年東京五輪が10秒00、16年リオ五輪が10秒01、12年ロンドン五輪が10秒02となっており、決勝進出へは9秒台が1つのラインとなる。