サニブラウンが準決勝へ!世界陸上2大会連続ファイナリスト、92年ぶり快挙へ一歩前進…パリ五輪

AI要約

男子100メートル予選でサニブラウン・ハキームが予選突破し、準決勝へ進む

サニブラウンは過去に世界選手権で活躍し、今回は五輪代表に内定して決勝を目指す

サニブラウンの経歴や成績、家族構成などについて紹介

◆パリ五輪 第9日 ▽陸上(3日、フランス競技場)

 男子100メートル予選で、世界選手権2大会連続ファイナリストのサニブラウン・ハキーム(東レ)が、4組で3位以内の条件をクリアして予選を突破。日本時間4日午前3時から行われる準決勝に進んだ。

 サニブラウンは5月31日のDL第6戦(ノルウェー・オスロ)で自身5度目となる9秒99をマーク。パリ五輪の参加標準記録(10秒00)を突破して日本陸連の選考基準を満たし、同種目では自身初(21年東京五輪は200メートル)となる五輪代表に内定した。

 200メートルで出場し、予選敗退した東京五輪から3年。強くなって帰ってきたサニブラウンが1932年ロサンゼルス五輪6位で「暁の超特急」と呼ばれた吉岡隆徳以来、92年ぶりとなる五輪の決勝を狙う。

 ◆サニブラウン・ハキーム 1999年3月6日、東京都生まれ。25歳。小学3年から陸上を始め、東京・城西高2年時の15年7月、世界ユース選手権で100&200メートル2冠。17年は日本選手権の両種目を制し、世界選手権で200メートル決勝に大会史上最年少で進出。同年9月に米フロリダ大に進み、19年6月の陸上全米大学選手権で9秒97の日本新(当時)を樹立。21年東京五輪は200メートル予選敗退。22年世界陸上で日本勢90年ぶりの世界大会決勝に進み7位。23年世界陸上では6位。190センチ、83キロ。家族はガーナ人の父と日本人の母、弟。