3季連続の顔合わせ、鳥取城北が夏の決勝制す 9回に大逆転

AI要約

大逆転で鳥取城北が6年ぶりの夏の甲子園出場を決めた。サヨナラの殊勲打は、2年生の5番・橋本那由太が生んだ。

九回1―4の状況から5長短打で追いつき、2死一、二塁で橋本那由太が低めのチェンジアップを中前へ運んだ。

鳥取城北の大林仁監督は米子松蔭への敬意を表し、「切磋琢磨しながらこのようなすばらしい試合ができました。ありがとうございました」と述べた。

3季連続の顔合わせ、鳥取城北が夏の決勝制す 9回に大逆転

 (25日、第106回全国高校野球選手権鳥取大会決勝 鳥取城北5―4米子松蔭)

 大逆転で鳥取城北が6年ぶりの夏の甲子園出場を決めた。サヨナラの殊勲打は、2年生の5番・橋本那由太が生んだ。

 1―4で迎えた九回。5長短打で追いつき、なお2死一、二塁で、低めのチェンジアップを中前へ運んだ。

 「バットの先だったけれど、いいところに落ちてくれた」。俊足、強肩の中堅手。今大会は準決勝までの出場2試合で1安打と不振だったが、ここぞの場面で持ち前のしぶとい打撃を見せた。

 昨夏以降、秋と春の県大会も決勝の相手は米子松蔭で1勝1敗だった。鳥取城北の大林仁監督は優勝インタビューで、「米子松蔭の皆さん、3季連続で決勝を戦わせてもらって、切磋琢磨(せっさたくま)しながらこのようなすばらしい試合ができました。ありがとうございました」と敬意を表した。=ヤマタスポーツパーク(松沢憲司)