【高校野球】福岡大大濠のプロ注目柴田は無念「チームを勢いづけられなかった」 志望届提出へ

AI要約

福岡大大濠は35年ぶりの夏の甲子園出場を逃し、西日本短大付に敗れた。

柴田獅子は4番打者として先制打を放つも、投手としての力を発揮できず、チームの勢いに貢献できなかった。

敗戦を受け入れた柴田はプロ志望を明言し、ピンチを乗り越える能力を高めることを目標とした。

 ◇第106回全国高校野球選手権大会 福岡大会決勝 西日本短大付5―2福岡大大濠 (2024年7月24日 北九州市民)

 福岡大大濠は35年ぶりの夏の甲子園はならなかった。プロ注目の最速149キロ右腕で打っては通算19発の柴田獅子(れお)は「4番・投手」でスタメン。初回に先制の右前適時打を放ったが、投手として2回に4連打を浴びるなど本来の投球はできず2回途中1失点で一塁の守備に回った。「試合前から優勝する気持ちだったんですけどチームに勢いをつけるピッチングができなかった」と唇をかんだ。

 3点を追う9回は8番からの攻撃。ベンチから「自分に回せ」という声に奮いたたったが打席は回ってこなかった。「勢いにのまれていた。完敗でした」と敗戦を受け入れた。

最後まで涙はなかった背番号1。プロ志望届提出を明言し「大事な場面でピンチを導けるように」と目標を掲げた。