大岩ジャパンは次戦勝利でGL突破確定 5発快勝はアドバンテージ…同組マリが初戦1-1ドロー

AI要約

パリ五輪の男子サッカー競技で日本代表がパラグアイ代表に5-0で勝利し、準々決勝進出が見えてきた。

日本は全員が23歳以下の選手で構成され、第2戦での勝利で準々決勝進出を確定させることが可能。

得失点差や総得点の比較で順位が決まる五輪で、初戦の5点差勝利が有利な結果となっている。

大岩ジャパンは次戦勝利でGL突破確定 5発快勝はアドバンテージ…同組マリが初戦1-1ドロー

 パリ五輪の男子サッカー競技は現地時間7月24日にグループリーグの初戦が行われ、D組の日本代表はパラグアイ代表と対戦して5-0の勝利を収めた。同組ではマリ代表とイスラエル代表が1-1で引き分け、日本は第2戦で勝利すれば準々決勝進出を決めることができる。

 五輪の男子サッカー競技は原則的に23歳以下の選手で争われ、各チーム3人まで年齢制限なくオーバーエイジと呼ばれる選手を起用できる。日本は海外クラブとの調整の結果、2008年の北京五輪以来となる全員が23歳以下の選手で構成されるチームで臨む。16チームが出場する男子は、各組2位以上が準々決勝へと進出する。

 日本は前半19分にMF三戸舜介が先制ゴールを奪うと、約5分後に相手は退場者を出した。後半の日本は10人のパラグアイを相手に4ゴールを積み重ねて勝利を手にした。

 また、日本戦後に行われた試合ではマリとイスラエルが1-1で引き分けた。そのため、日本は現地時間27日のマリ戦に勝利すれば勝ち点を6に伸ばして2位以内が確定し、準々決勝進出を決めることができる。また、その際にパラグアイとイスラエルが引き分けで終われば同30日の第3戦イスラエル戦を前に1位通過も決まる。

 五輪は勝ち点が並んだ時に直接対決の成績よりも、グループ全体の得失点差や総得点が比較される。その意味でも5点差の初戦勝利には大きな価値があり、今後の戦いを有利にすることがすでにできている。そのうえで、この過密日程の五輪で悲願のメダル獲得を目指すならば第2戦で準々決勝行きを決め、イスラエル戦で大幅にメンバーを入れ替えるなど、先を見据えた戦いもしていきたいところだ。