56歳武豊が51キロで「アンダーエージウェイト」達成?相棒はボンドガール/クイーンS

AI要約

55歳の武豊騎手が重量51キロでクイーンSに挑む。過去10年ぶりの軽量挑戦に期待を膨らませる。

武豊騎手は過去に54歳で52キロの重量で参戦し、不利もあって9着に終わった経験がある。今回は新たなチャンスとして楽しみにしている。

前走のNHKマイルCでは内枠からの出走が不利になり17着に終わったが、新たなコンビで結果を出したい意気込みが感じられる。

56歳武豊が51キロで「アンダーエージウェイト」達成?相棒はボンドガール/クイーンS

 55歳の武豊騎手が「アンダーエージウェイト」に挑む。クイーンS(G3、芝1800メートル、28日=札幌)にボンドガール(牝3、手塚)で参戦。重量51キロは18年以来6年ぶり、重賞では13年CBC賞(ザラストロ)以来10年ぶりとなる。「久しぶりだね。55歳で51キロに乗るっていうのも面白いんじゃないですかね(笑い)」と口角を上げた。

 数々の記録を持つレジェンドも、未体験の領域だ。海外では騎手が自分の年齢以下の負担重量で重賞を勝つことを「アンダー-」と呼ばれる。JRAでは直近、昨年の紫苑Sで当時55歳の横山典騎手が重量54キロのモリアーナで達成。武豊騎手は昨年のクイーンSに54歳、重量52キロのライトクオンタムで挑んだが9着に敗れた。「それだけ軽いということはチャンスだからね。減量? 夏だからそうでもないです。楽しみです」と期待をふくらませる。

 初コンビの前走NHKマイルCは不完全燃焼だった。内枠から直線も内ラチ沿いを狙ったが、他馬からの不利を受け、17着と大敗。「全くの参考外。もし不利がなかったら、と思うくらいの内容だったね」と悔しさをにじませる。鞍上は札幌開幕週で3勝と好発進。「結果を出したいですね。せっかく減量するので(笑い)」。身軽な人馬に、勝負気配がぷんぷんと漂う。【桑原幹久】