初開催!オフロードバイク大会に240人集結し泥だらけの激走 地元の若者が杢蔵山にコースを作り魅力発信【山形発】

AI要約

新庄市の杢蔵山で開催されたオフロードバイク大会には全国から240人が参加。若者たちがコース作りに奮闘して新庄市の活性化につなげた。

選手たちはハードなコースを攻略し、立ち往生するライダーや勢いよく駆け抜ける選手が続出。参加者からは困難な場所での助け合い文化や大会の魅力に感謝の声が上がった。

新たな観光スポットとして杢蔵山を全国にアピールするイベントとして毎年開催したいと大会関係者が語った。

初開催!オフロードバイク大会に240人集結し泥だらけの激走 地元の若者が杢蔵山にコースを作り魅力発信【山形発】

山形・新庄市の杢蔵山(もくぞうさん)で、オフロードバイクの大会が初めて開かれた。未開拓の山林で繰り広げられたレース。泥だらけの激走に密着した。

全国から240人がエントリーした『CROSS MISSION ダルマニアクス』。

7月15日まで3日間にわたって開かれ、2日目の14日は全日本選手権第5戦の会場にもなった。

トップライダーの迫力のレースを誘致して新庄市の活性化につなげようと、地元の若者たちが実行委員会を組織し、山林を切り開いてコースを作り上げた。

ダルマニアクス実行委員会・加藤英紀代表は「3月下旬から始めたが、先週の大雨で崩落が発生し最初からやり直した。選手・スタッフの一生懸命な姿と会場の雰囲気を感じてほしい」と語った。

13日に行われたのは初級から中級向けのクラスだ。1周20kmのコースを4時間で3周できれば「完走」となるが、急斜面に阻まれ、立ち往生するライダーが続出した。

ハードなコースを攻略し勢いよく駆け抜ける選手もいて、沿道からは「コレっすよ!これがハードエンデューロ。がんばれー!!」「このライン!このライン!」「来た来た来た!うほほー」などの歓声が上がっていた。

新潟県から参加したライダーからは「このレースの一番の魅力は、越えられない場所で“互いに助け合う文化が醸成されている”ところ。超広大な難コースを作っていただいて本当にありがとうございます!」と感謝の言葉が。また、群馬県から参加したライダーは「バカな大人が日本中から集まってきている。まだまだ日本を盛り上げようと(笑)」と話し、女性ライダーは「気持ちいいです!」と満足そうだった。

加藤代表は「このイベントが町おこしにつながる起爆剤になってくれれば」と語った。

杢蔵山の新たな魅力を全国へ。大会関係者は毎年の恒例イベントに育てていきたいと話していた。

(さくらんぼテレビ)