大谷翔平、前人未到の「45ー45」に米メディア手のひら返し 「間抜けに見えるほどだった次の打席に…」

AI要約

大谷翔平が前人未到の記録を達成し、45号ソロホームランを放つ

地元中継局の解説者が大谷の打撃を評価し、その特異性を称賛

左腕キラー相手に苦しむ中、大谷がタイムリーなヒットを記録

大谷翔平、前人未到の「45ー45」に米メディア手のひら返し 「間抜けに見えるほどだった次の打席に…」

◇6日(日本時間7日)MLB ドジャース1―3ガーディアンズ(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平(30)は、地元のガーディアンズ戦で6回に45号ソロ。46盗塁と合わせ、前人未到の「45本塁打―45盗塁」に到達した。第2打席で空振り三振、第3打席での1発に地元局の解説者は「間抜けに見えるほどだった次の打席に、打てる球を見つけた」と手のひら返しだった。

 2点を先制された直後の6回1死、大谷の第3打席。左腕ボイドが投じた内寄り143のシンカーをたたいた打球は、射出角度38度と高く舞い上がる「ムーンショット」で中堅バックスクリーンの左に着弾。追撃の45号ソロとなった。

 地元中継局スポーツネットLAの日系アナウンサー、スティーブン・ネルソン氏は、節目の一発を「大谷、高い打球がセンターへ。(中堅手)トーマスがゆっくりと下がり、フェンスにつきました…行った! 大谷翔平の45号、ドジャースがすぐに1点を返しました」と実況し、「これで45本塁打、46盗塁ということは、『50―50』にあと5本塁打、4盗塁です」と紹介した。

 同局のジェシカ・メンドーサ解説者は「すごいのは、2フィート(約60センチ)も外れたスライダーに空振り三振して間抜けに見えるほどだった次の打席で、打てる球を見つけてきっちり修正をしたことだ」と評し、「しかも、左打者キラーの左腕から打った。厳しい球なのに、完全なインサイドアウトのスイングで弾き返し、初速111マイル(約179キロ)の打球だった」と分析した。

 相手先発の左腕ボイドは今季、この日の試合前まで左打者に1安打しか許しておらず、被打率・063という「左キラー」だった。(写真はAP)