教訓を風化させない…鳥取大地震から81年 鳥取市で防災訓練
鳥取市は鳥取大地震の教訓を風化させないため、毎年、防災訓練を実施している。
市内の2つの会場でマグニチュード7.3の地震を想定し、住民が避難所の準備体験を行った。
警察、自衛隊、消防などが連携して救出訓練や消火訓練が行われ、参加者は防災意識を高めた。
1200人以上の犠牲者を出した鳥取大地震から81年となる10日、鳥取市で防災訓練が行われました。
鳥取市は鳥取大地震の教訓を風化させないため、地震が起きた9月10日を「鳥取市防災の日」と定め、毎年、防災訓練を実施しています。
この日は、市内の2つの会場で、マグニチュード7.3の地震が発生したとの想定で訓練が行われ、このうち、鳥取市の東郷小学校では地域住民が参加して、段ボールベッドや間仕切りテントを組み立て、避難所の開設準備を体験しました。
また、屋外では、倒壊した家屋に人が取り残されたとの想定で、警察、自衛隊、消防などが連携して救出する訓練が公開されたほか、支援物資を手渡しリレーで体育館へ搬入する訓練や消火訓練、起震車を使った地震の体験などが行われ、参加者たちは改めて防災意識を高めていました。
鳥取市 危機管理課 中本克章 参事
「知らないのと少しでも見たことがある聞いたことがあるというのは全くちがうと思っている。1つのきっかけとして携わっていただければいいかなと思う」