市長室で書類に決裁 三重・松阪市内の小6、6人が一日市長に 分刻みの公務体験

AI要約

三重県松阪市内の小学生が市政の最高責任者を務める「一日市長体験」が行われ、6人の小学生が市長として業務を体験した。

子供たちに市政に関心を持ってもらう取り組みであり、6年生が選ばれて実施された。

市長の業務を模擬体験した後、会議や市内外での公務を経験し、模擬記者会見ではそれぞれの思いを発表した。

市長室で書類に決裁 三重・松阪市内の小6、6人が一日市長に 分刻みの公務体験

 三重県松阪市内の小学生が市政の最高責任者を務める「一日市長体験」が6日午前9時15分から市役所などであり、小宮愛留君(市立鵲小・6年)、中瀬雄飛君(同揥水小・同)、辻本湊平君(同幸小・同)、佐々木美佳子さん(同豊地小・同)、服部紀恵さん(同第一小・同)、稲垣璃奈さん(同松江小・同)の6人が市長として決裁や会議、記者会見を模擬体験した。

 子供たちに市政に関心を持ってもらおうと昨年度から実施。市内の小学6年生を対象にした募集に15人の応募があり、抽選で6人が選ばれた。

 この日、委嘱を受けた6人は〝一日秘書〟の竹上真人市長と名刺交換した後、市長室で決裁を模擬体験。職員から報告を受けながら書類に目を通し、印を押していった。

 その後は、幹部職員の会議「二役部長会議」や能登半島地震の支援についての報告、市文化財センターはにわ館所蔵で国宝に決まった「船形埴輪(はにわ)」の視察など庁内外での公務を分刻みで体験した。

 最後は模擬記者会見に臨み、約3時間の市長公務を振り返った。

 会見では6市長が「自分が市長になったら」というテーマで「交通事故がない安全なまちにしたい」や「市民が集い安らげる場所をつくりたい」、「視力の低下などを防ぐためタブレットの使用を減らしたい」などとそれぞれの思いを発表した。

 小宮市長の話「はんこを押すところが楽しかった」

 中瀬市長の話「普段入れない所に行くことができて良い経験になりました」

 辻本市長の話「この経験を自分の将来に生かしたい」

 佐々木市長の話「市長の普段の細かい仕事が体験でき良い経験になりました」

 服部市長の話「松阪の優しい所が好き。貴重な体験ができ勉強になりました」

 稲垣市長の話「名刺交換を経験できたりとても楽しい体験でした」