石丸伸二氏が『一日市長』彦根市で就任なぜ?本人は「総選挙で党首と一騎打ちも面白い」 専門家は“市長不在のタイミングで就任”に懸念

AI要約

都知事選で次点で落選した石丸伸二氏が彦根市の「一日市長」に就任。

彦根市役所で職員に歓迎され、市の魅力をSNSを通じて発信。

関西での政治活動にも意欲を示す。

石丸伸二氏が『一日市長』彦根市で就任なぜ?本人は「総選挙で党首と一騎打ちも面白い」 専門家は“市長不在のタイミングで就任”に懸念

 滋賀県彦根市の「一日市長」に、8月2日、東京都知事選で次点で落選した石丸伸二氏(41)が就任しました。

 2日午前、滋賀県の彦根市役所で大勢の職員に出迎えられた、前の広島県安芸高田市長・石丸伸二氏。

 (石丸伸二氏)「彦根市長の石丸伸二です。人生でまた市長を肩書につけて名乗れる日が来ると思っていませんでした。きょうすごく楽しみに、彦根に初めて寄らせていただいています」

 都知事選の街頭演説では多くの聴衆を集め、SNS発信を強化し、これまで政治や選挙に関心がそれほど高くなかった若い層に支持されました。彦根市の和田裕行市長が都知事選で石丸氏の応援をしていたことから、今回、市長の県外出張に合わせて1日夜に「一日市長」就任の話が決まったといいます。

 (彦根市 安藤博副市長)「石丸伸二さんの知名度をいただきながら、なんとか彦根市をPRしていただきたい。ふるさと納税を含め、彦根市に関心を持っていただくことが大きな狙いです」

 一日市長は無償ですが、石丸氏はYouTube撮影をしながら市役所内や彦根城を視察し、彦根市の魅力をお得意のSNSを通して発信。彦根市民は…

 「微妙なところやな。東京のことで頑張っている人やけど、滋賀県に来てほんまに何かしてくれるんかなって」

 「普通だとないことだと思うので、知らない人もいないと思いますからうれしい。ぜひ盛り上げて帰ってもらえたら」

 東京都知事選では、東京一極集中からの『多極分散』を主張していた石丸氏。関西の政治については…

 (石丸伸二氏)「大阪都構想というのもありましたし、もしかしたらこれからまた出てくるのかもしれないですけど、私自身、非常に興味深く見守っている次第です。あれはもう単に大阪だけの、大阪府や大阪市の話ではなく、関西圏のテーマなのかなというふうに思っていたので、これからも期待をしているところです」

 そして今後の政治活動について、石丸氏は次のように述べました。

 (石丸伸二氏)「自分が関西で政治活動…可能性はありますね。これは選択肢に入っているという意味であって、それをやろうという意思ではまだありません。すべての選択肢がテーブルに乗っているので、何か面白いことをやってみたいなと。京都3区とか大阪17区、各党の党首の選挙区に、衆院解散総選挙のときは一騎打ちを申し込むというのも選択肢としてはありますし、そうなったら面白いし、多くの方が期待されるところかなと感じます」