自殺対策アクションプラン 県内各機関が協議 岩手

AI要約

岩手県内の自殺対策アクションプランについて、機関間での取り組みを話し合う会議が開催されました。

今年度の重点施策は10項目で、自殺死亡率改善と若者の対策強化が目標となっています。

会議では電話相談活動の拡充など、具体的な施策が議論されました。

自殺対策アクションプラン 県内各機関が協議 岩手

 「岩手県自殺対策アクションプラン」について、県内の各機関でこれからの取り組みを話し合う会議が、5日、盛岡で開かれました。

 この会議は、県が毎年2回ほど開いています。今年度最初の会議には、県内の医療や学校などの関係機関から38人が出席しました。

 岩手県は人口10万人あたりの自殺死亡率がほぼ毎年ワースト3位以上で、今年度は「県民一人ひとりの気付きと見守りを促す」ことや「子ども・若者の自殺対策をさらに進める」ことなど10の重点施策で「岩手県自殺対策アクションプラン」を実行します。

 会議に出席した「盛岡いのちの電話」の担当者は、「去年は約1万件の電話相談があった。相談ボランティアが足りず、来月に研修を行って増やしたい」などといった方針を発表していました。