直売所の壁にカラフルなやんばるの自然 村出身のデザイナー描く 児童らが色付けし約半年で完成 東村

AI要約

高江村高江の壁画が完成。村出身のデザイナーが手がけ、児童と地域住民で共に祝う。

壁画は未来に向かっている意味を込めて描かれ、約半年かけて完成。

壁画が高江の新たなシンボルとなり、児童と地域住民が笑顔になる場所として期待を寄せる。

直売所の壁にカラフルなやんばるの自然 村出身のデザイナー描く 児童らが色付けし約半年で完成 東村

 【東】東村高江の「たかえ特産品直売所」の壁に、やんばるの豊かな自然を描いた壁画が19日、完成した。2023年の東村制施行100周年記念事業の一環として、村出身グラフィックデザイナーの邊土名えりなさん(41)が手がけた。同日、村立高江小学校の児童らが色付けをし、地域住民と共に完成を祝った。(宮城いつか通信員)

 この日、高江区からは冷たいぜんざいなどの軽食が振る舞われ、暑い中で作業を行う児童や教員らをサポートした。

 カラフルなイモリを描いた同小1年の島袋那美さん(7)は「本当のイモリは黒っぽいけど、この色がかわいいかなと思ってこの色にした。楽しかった」と仕上がりに満足げだった。

 壁画は、約半年かけて完成した。邊土名さんは「壁の左から右にかけて未来に向かっている意味を込めた。構想の時から高江小や区のみんなで仕上げたいと思っていた夢がかなって、胸がいっぱいだ」と笑顔で話した。

 同村の新たなシンボルとなる壁画を前に、同小の大城豊校長は「高江の宝物がまた一つ増えた。みんなが笑顔になる場所。児童と一緒に仕上げようという温かい心遣いをありがとうございました」とあいさつした。