無念の3回戦敗退…江村美咲、自身で分析する修正の鍵とは 8月3日の団体戦へ「次こそ自分らしいフェンシングを」 女子サーブル個人【パリ五輪】

AI要約

フェンシング女子サーブル個人で金メダル候補の江村美咲が韓国選手に敗れて3回戦で敗退。団体戦への雪辱を誓う。

江村は個人戦では不安定なプレーで自身のフットワークが出せず、コーチの指示もうまく実行できず悔しい思いを胸に団体戦に臨む意向。

試合後、江村は悔しさをにじませながらも次の試合に向けて前向きな姿勢を見せ、自分自身のプレーを改善していく決意を述べた。

無念の3回戦敗退…江村美咲、自身で分析する修正の鍵とは 8月3日の団体戦へ「次こそ自分らしいフェンシングを」 女子サーブル個人【パリ五輪】

 ◆パリ五輪 フェンシング女子サーブル個人(29日、グランパレ)

 金メダル候補の江村美咲(立飛ホールディングス)=大分市出身=が3回戦に臨み、韓国選手に7―15で敗れた。序盤から相手にリードを許す展開。じわりと点差を広げられて、最後は攻めに出たところを突かれて屈した。目指していた日本女子フェンシング選手のメダルはならなかったが、8月3日には団体が控えており、雪辱を誓う。

 江村は「個人戦の感触がよくなかったので、不安な気持ち、ここからどれだけ立て直していけるのかっていう気持ちはある。でもそこが本当に今回のオリンピックで最後になる、応援してくれる方々に届けられる自分のフェンシングになる。できる限り最大限できること全部して、次こそいい試合、自分らしいフェンシングがしたいなって思います」と涙をこらえて懸命に前を向いた。

 持ち味のフットワークが出せなかった。ジェローム・コーチには試合中に「試合場全体を使って動けと言われていた。自分もそのプランで行こうと思っていたのに、動かなきゃいけないところで脚が止まって手で対応してしまった。いつもと違うというか、自分の悪い、一番悪い時の癖が出てしまっていた」と悔しい敗戦を振り返る。その上で「その脚が動かなかったのがなぜかというところが、今自分でもちょっとピンと来なくて。その原因というか、理由がわかればもっといい試合はできるんじゃないか」と分析を進めて団体戦に挑む構えだ。

【#OTTOパリ五輪情報】