初回の参加者は11人 三重・松阪市の未来を語る会 総合計画の柱など意見交わす

AI要約

松阪市が市民の声を反映させるために総合計画に関する意見交換会を開催。

市の重要課題や計画の柱、参加者からの意見や質問について。

市街化調整区域や集会所、子育て支援などについて市長が回答。

初回の参加者は11人 三重・松阪市の未来を語る会 総合計画の柱など意見交わす

 三重県松阪市は28日午前10時から船江町の松阪公民館で、市の全ての計画の基本となる総合計画に市民の声を反映させるため、市長と市民の意見交換会「未来を語る会」を開いた。8月29日まで延べ6日間全8回市内全域で開く1回目で、今後のまちづくりについてやり取りした。

 市では現在、本年度から2027(令和9)年度までを計画期間とする市総合計画を、有識者や公募委員らで構成する審議会で検討している。 

 この日は11人が参加した。初めに竹上真人市長が策定中の総合計画について説明。市政の重要課題であるものの市民の満足度が低い防災対策、交通安全対策、バリアフリー社会の推進など八つの課題と、市が把握している問題とを考え合わせて「若者定住・福祉社会の実現」と「公民連携の推進」を計画の2本柱に据えているとした。

 意見交換では参加者から「市街化調整区域での住宅建設」「集会所の増改築に対する助成」「ベルファームの開園時間」「サイクリングやウオーキングロードの整備」「河川敷の利活用」「2学期制を3学期制に戻せないか」「子育て支援の充実」「防災無線が聞こえにくい」「デマンド交通」を巡り意見や質問が出た。

 竹上市長は、原則、建物を建てられない市街化調整区域について、都市計画法が緩和されたとし「集落関係者全員の同意があれば同区域内に家を建てることができる。これは当該地区の住民に限らず地区外住民の転入も可能」と前置き。「人口減少により小学校の統廃合が進む中、自分たちの地域をどうしていくのか(必要な方策などを)考えてみたい」などと述べた。