立腹…“たらこパスタ”好きな先輩、食べられず後輩に暴行 消防署の食堂で騒ぎ、内部通報で発覚 先輩が保管した“たらこパスタ”、後輩のラップミスで別の職員が食べ…先輩激怒、後輩の頭を床にたたきつける

AI要約

埼玉県さいたま市の市消防局で起きた2つの暴行事件に対する懲戒処分が発表された。一つは酒に酔った男性消防士が車を蹴り損壊し、暴行して現行犯逮捕された事件で、もう一つは食材を盗まれたと思い込んだ男性消防士が後輩職員に暴行を加えた事件である。

暴行事件の男性消防士は減給10分の1(6カ月)の懲戒処分を受けた。酔った状態で知人に暴行する一因となった男性主事と、食材盗難を疑った後輩職員に暴力を振るった男性主査の行動が明らかになっている。

市消防局は事件の調査を行い、内部通報を受けていた。暴力行為を重く見た結果、それぞれの消防士に厳しい懲戒処分が下された。

立腹…“たらこパスタ”好きな先輩、食べられず後輩に暴行 消防署の食堂で騒ぎ、内部通報で発覚 先輩が保管した“たらこパスタ”、後輩のラップミスで別の職員が食べ…先輩激怒、後輩の頭を床にたたきつける

 埼玉県さいたま市は26日、器物損壊と公務執行妨害で逮捕された市消防局緑消防署(さいたま市緑区)消防士の男性主事(30)と、後輩職員の態度に腹を立て床に頭をたたきつける暴行をした同南消防署消防士の男性主査(50)を地方公務員法の規定に基づき、いずれも減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。

 市消防職員課によると、男性主事は2023年11月5日午後10時ごろ、酒に酔った状態で、大宮区宮町の路上に停車中の軽乗用車の左後部スライドドア付近を蹴り損傷を与えた上、止めに入った知人男性に暴行した。駆け付けた警察官にも暴行し、公務執行妨害で現行犯逮捕。示談が成立し、不起訴処分になった。

 男性主査は19年11月26日、当時勤務していた岩槻消防署内の食堂で、保管されているはずの自分の分のたらこパスタがないことに気付き、20代の後輩職員に問いただしたところ、後輩がラップを張り替え、別の職員が食べたことが分かった。食材のたらこは男性主査が前日に差し入れていた。後輩が何も話さないことに腹を立て、暴行を加えたという。昨年5月に内部通報で発覚し、調査していた。