「何回指導をしても出来るようにならなかった」航空自衛隊松島基地で20代自衛隊員が後輩に平手打ちの暴力や退職を要求する暴言で停職3カ月 宮城

AI要約

航空自衛隊松島基地の20代男性自衛官が後輩に暴行や暴言を行い、停職3カ月の懲戒処分を受けた。

暴行を受けた後輩が同僚に相談し、被害が発覚した。男性自衛官は指導中に暴行を加えた理由を説明している。

基地内での不祥事が相次いでおり、基地司令は再発防止に努めるとコメントしている。

「何回指導をしても出来るようにならなかった」航空自衛隊松島基地で20代自衛隊員が後輩に平手打ちの暴力や退職を要求する暴言で停職3カ月 宮城

宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に勤務する20代の男性自衛官が、職場の後輩に暴力を振るったり退職を要求する暴言を浴びせたとして、停職3カ月の懲戒処分を受けました。

25日付けで停職3カ月の懲戒処分を受けたのは、松島基地の第4航空団基地業務群施設隊に所属する20代の男性空士長です。

基地によりますと、この空士長は2021年6月と10月、同じ職場の後輩を指導中、顔を平手打ちしたり身体を蹴るなどの暴行を加え、全治3週間のけがを負わせたうえ退職を要求する暴言も浴びせていました。暴行を受けた後輩が同僚に相談をし、被害が発覚しました。基地の調査に対し、男性空士長は「何回指導をしても1人で出来るようにならなかった。勤務態度も悪い方向に変わり、感情的になってしまった」と話しています。

松島基地を巡っては、7月22日、別の自衛官が基地内で同僚から10万円を盗んだとして懲戒免職処分を受けたばかりです。渡部琢也基地司令は、「誠に遺憾。今後はより一層隊員教育を図り、再発防止に努める」とのコメントしています。