熊本県内全域に今年初の食中毒警報

AI要約

熊本県では猛暑日が続くため、食中毒警報が発令された。手洗いや食品の温度管理に注意が呼びかけられている。

警報は最高気温35度以上が1週間続く場合に発令され、期間は31日までとされる。

今年は食中毒患者数が昨年を上回り、冷蔵庫の適切な使用や食材の加熱が要望されている。

熊本県内全域に今年初の食中毒警報

 熊本県は25日、最高気温35度以上の猛暑日が続く予報を踏まえ、県内全域に「食中毒警報」を発令した。家庭や食品を扱う事業者に、調理前の手洗いや食品の適切な温度管理の徹底を呼びかける。

 警報は、予報で猛暑日が1週間続く場合に発令。期間は31日までの1週間だが、8月1日の最高気温が35度以上と予想される場合は継続する。

 食中毒への警戒を呼びかける今年1回目の発令は、注意報が7月1日で昨年より2日遅かった。警報は昨年と同じタイミングとなった。今年は25日午後3時までに県内で8件(114人)の食中毒が発生し、昨年同時期の3件(42人)を上回っている。

 県は適切に冷蔵庫を使用し、食材を加熱するよう要望。弁当の作り置きもしないよう呼びかけている。(嶋田昇平)