農業の現状、課題認識 生産者と共に汗流す 花巻・富士大

AI要約

花巻市下根子の富士大の学生は、地域と環境を理解する教養演習の一環として市内で農作業を体験している。

経済学部の海邉健二教授が担当するゼミの1年生9人が、農業現場を訪れて魅力や苦労を学び、地域貢献や食料生産の重要性に気づきを深めている。

これまでにはスマート農業体験会や農業科学博物館の訪問などを通じて、農業に関するさまざまな学びを経験してきた。

農業の現状、課題認識 生産者と共に汗流す 花巻・富士大

 花巻市下根子の富士大の学生は、地域と環境を理解する教養演習の一環として市内で農作業を体験している。フィールドワークで生産者と交流することで農業の目指す姿や現状、課題を認識し、地域貢献などに考えを深めている。

 取り組んでいるのは、経済学部の海邉健二教授(48)が担当するゼミの1年生9人。同市の主要産業の農業について現場を訪れて学び、魅力や苦労を将来に生かすことに加え、多くの学生が運動部で活動していることから、日々の食事の材料となる農産物を生産する大切さについて再確認することも狙いとしている。

 これまでにスマート農業体験会の見学や農業科学博物館の訪問などを実施。10日は同市太田の農事組合法人リアルの新渕伸彦代表理事宅を訪れ、タマネギの育苗箱の片付け作業に汗を流したほか、同法人の野菜がファミリーレストランで使用されていることや栽培管理などを学んだ。