【私の就活体験】インターン参加は約30社 決め手は絶望の浪人時代の「体験」

AI要約
学生が企業で就業体験ができるインターンシップの重要性損害保険ジャパンのインターンシップの満足度の高さ損保ジャパンへの新卒採用と社員の成長について
【私の就活体験】インターン参加は約30社 決め手は絶望の浪人時代の「体験」

学生が企業で就業体験ができるインターンシップは、業界や企業の理解が深まる、就活では欠かせない活動です。就活中の学生の8割以上が体験しています。損害保険会社の一つ、損害保険ジャパンのインターンシップは参加した学生の満足度が高いことで定評があります。金融業界を中心に50社以上の選考を受け、夏と冬合わせて30社近くのインターンに参加して、同社に入社した社員の就活体験を紹介します。インターンを経験することが、どのように就活に役立ち、学生の成長につながるのでしょうか。

損保ジャパンの2024年度の新卒採用は175人。損害保険の枠を超えて幅広い事業を展開しているほか、社員の挑戦を支援する人材育成プログラムも充実しています。23年度に入社し、仙台支店法人第一支社に勤務する赤井涼太郎さんは、早稲田大学法学部の出身です。大学3年の5月ごろから就活に取り組み始めました。

「1浪なので、現役で大学に入った高校の同級生はすでに4年生で、就活を経験していました。彼らからは『夏のインターンに参加するには6月くらいに募集が始まるから、とにかく早く動いたほうがいい』とアドバイスをもらっていました。インターンは50社以上の選考を受け、3年次の夏と冬を中心に30社近くは参加したと思います」

最初は志望する業界が決まっていませんでしたが、インターン先を選ぶ基準として、「参加するための書類や面接による選考があること」と「実際の業務を体験できること」としました。

「選考があると、本番の就職試験の練習にもなると思いました。最初はなかなか書類審査が通らなかったのですが、人事部の方は大量のエントリーシートを読んでいるということを意識して、最初に結論をもってくる、印象に残るエピソードを入れるなど、工夫するようになってから書類審査を通るようになりました」

インターンに参加するうちに、金融業界、なかでも損保業界に興味を持つようになりました。

「商品開発に興味がありましたが、そのためには人々のニーズをくみ取らなければいけません。でも自分にはまだその力がないと思ったので、まず営業でお客さまと関わり、ニーズをくみ取る力を身につけたいと考えました。損保会社は営業をしながらも、お客さまのニーズやリスクに応じて保険商品を提案するという面があります。やることは入社前に思い描いていた商品開発にも近く、魅力を感じました」