岩手・洋野産の食品、イタリア輸出へ商談会

AI要約

岩手県洋野町産の食品をイタリアに輸出するための商談会が開催された。

バイヤーやシェフが町の食品会社を訪問し、高評価を得た。

日本の健康的で高品質な食品の海外輸出を支援する重要性が語られた。

岩手・洋野産の食品、イタリア輸出へ商談会

 岩手県洋野町産の食品をイタリアに輸出しようと、同国から食品事業者を招いた商談会が10日、洋野町であった。

 町を訪れたのは、世界各国から高級食材を仕入れるバイヤーとミラノの創作レストランのシェフ2人で、食品会社2社を訪問。大豆製品製造の「ミナミ食品」では湯葉の製造工程や調理法を確かめ、大豆の香りや乾燥技術を高く評価した。

 水産加工「北三陸ファクトリー」では、生と冷凍の養殖ウニを食べ比べた。バイヤーのジョルジョ・グリエルメッティさん(33)は「冷凍のウニでも甘みがあって素晴らしい」と話し、取引に前向きな姿勢をみせた。

 主催した日本貿易振興機構の米倉大輔岩手貿易情報センター所長(49)は「健康的で高品質な日本の食品への人気が世界で高まっている。食への関心が高いEU(欧州連合)圏に輸出ができるよう支援していきたい」と語った。