生後6カ月から子ども誰でも保育します…国事業2026年度から本格実施へ、福井市でモデル事業 1時間300円

AI要約

福井市が7月から始める「こども誰でも通園制度」の試行事業について

制度の内容や目的、料金について詳細を説明

試行事業の期間や市の取り組みについてのコメント

生後6カ月から子ども誰でも保育します…国事業2026年度から本格実施へ、福井市でモデル事業 1時間300円

 福井県の福井市は7月から、保育園などに通っていない生後6カ月~2歳児を数時間単位で預けられる「こども誰でも通園制度」の試行事業を始める。親の就労状況に関係なく月10時間まで利用できる。本年度は保育施設1カ所での試行を想定し、課題などを探る。

 同制度は国が2026年度からの本格実施を目指し準備を進めている。全国自治体でモデル事業に取り組んでおり、県内での参加は福井市のみ。本年度6月補正予算案で事業費として820万円を計上した。

 同制度は、時間単位で柔軟に利用できる。保護者や子どもが家庭で孤立することを防いだり、子どもの交流が図れることなどがメリットとされる。料金は1時間当たり300円を想定。生活保護世帯などには料金の減免もある。

 福井市は既に一時預かり事業を実施しており、半日千円、全日2千円で利用できる。保育園の状況などもあるが週3日、月96時間まで預けられる。市は、時間単位で利用できる通園制度を加えることで選択肢の拡充が図れるとしている。

 試行事業は7月から来年3月を想定。一時預かりと同様に事前申し込みが必要となる。市こども保育課の担当者は「試行する中で課題などを洗い出し、柔軟に利用できるようにしていく」と話した。