自動車部品メーカー「影響は未定だが心配している」 マツダ「認証不正」で2車種生産停止へ

AI要約

マツダは「型式認定」の認証申請を巡って不正が判明した「マツダ2」と「ロードスターRF」の2車種の生産を停止することを明らかにした。

エンジン制御ソフトを書き換えて出力試験を行っていたことが判明し、出荷停止も行われていた。

部品メーカーや利用者の安全を考え、企業として今後の取り組みが必要であるとの意見が出ている。

自動車部品メーカー「影響は未定だが心配している」 マツダ「認証不正」で2車種生産停止へ

マツダは「型式認定」の認証申請を巡って不正が判明した「マツダ2」と「ロードスターRF」の2車種の生産を6日から停止することを明らかにしました。

6日からから生産を停止するのは、いずれも国内向けの小型車「マツダ2」と小型オープンスポーツカー「ロードスターRF」です。

2車種を巡っては、エンジン制御ソフトを書き換えて出力試験を行っていたことが分かり、マツダは先月30日から2車種の出荷を停止していました。

マツダによりますとマツダ2は防府工場で、またロードスターRFは本社工場で生産していて、2車種の月間生産台数は、およそ1700台で生産停止の期間を現時点で未定としています。

2車種に関連する部品メーカーはおよそ300社に上り、メーカーなどへの影響も避けられず、マツダでは2車種の海外向けの発注で対応するなど、生産計画の一部変更を4日までにメーカー各社に説明したということです。

TSSが自動車部品メーカーに取材したところ、「現時点での影響は未定だが、心配はしている」といった声や「生産停止となる2車種の部品もつくっているので今後、何かしら影響はあるのではないかと注視している」という声が聞かれました。

<スタジオ>

【コメンテーター:木村文子さん】

(女子100mハードル元日本代表・エディオン女子陸上部アドバイサー)

「部品メーカーも、心配されているのと同じように、利用者も安全に乗れることっていうことが一番だと思いますので、こういったことが、今後ないように企業としても、取り組んでいく必要があるのかなというふうに感じます」